銀と風と妄想

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twnovelまとめ

「みんな消えてしまえばいい」と陰鬱としている私の前に彼女は現れた。彼女はなにかと私の世話を焼く。私は彼女が鬱陶しくて嫌いだった。そんな彼女が「私なんて消えてしまえばいい」と呟いた時、私は激怒してしまった。いつの間にか「みんな」の中に彼女が含まれていなかった。 #twnovel

— 岸部銀司 (@ginkishi72) 2014, 6月 15

#twnovel ベッドを覗き込んで娘の寝顔を見るだなんていつぶりだろう。顔立ちこそすっかり大人の女性だが、あどけない寝顔は少女の頃を思わせる。この子と歩んだ年月は私の宝物になった。そして今度はこの子が宝物を手に入れる番だ。明日、彼女は結婚する。

— 岸部銀司 (@ginkishi72) 2014, 4月 28

#twnovel 私の自転車のかごで猫が丸くなっていた。「自転車を出したいの」と声を掛けると、猫は迷惑そうな顔をして隣の自転車のかごに飛び移った。申し訳なく思いつつ鍵を取り出したが、錠と合わない。そこでようやく、私の自転車は隣のそれだと気付いた。

— 岸部銀司 (@ginkishi72) 2014, 4月 23